ここ数年、「副業」という言葉をよく耳にするようになりましたよね。
働き方改革やコロナ禍をきっかけに、
「会社の収入だけでは不安」
「もっと自分らしい働き方がしたい」
と考える人が増え、副業を始める人がぐんと増えました。
副業といっても、プログラミングや動画編集、ライターなどパソコン1台でできる仕事から、デリバリーやハンドメイド販売などの体を動かすものまで、選択肢はたくさんあります。
その中でも、じわじわと人気を集めているのが ペットシッター です。
ペットシッターが副業として注目される理由はシンプル。
- ペットが好きな人にとっては楽しい!
お金を稼ぎながら、大好きな犬や猫、ウサギなどと触れ合えるなんて最高ですよね。 - 初期費用がほとんどかからない
特別な機材や高額な資格が必要ないので、始めやすいのが魅力です。 - スケジュールの自由度が高い
土日や平日の夜だけ、長期休みのときだけ、など自分の空き時間に合わせて仕事を受けられます。 - 需要が高まっている
共働き家庭の増加や高齢化で、ペットを飼っているけれど世話が難しいというケースが増えています。そのため、信頼できるペットシッターを探す飼い主さんが増えているんです。
今回は、これから副業でペットシッターを始めてみたい!という方に向けて、具体的な仕事内容や始め方、注意点などをわかりやすく紹介していきます。

副業としてペットシッターが注目される理由を知って、あなたも一歩踏み出してみませんか?
ペットシッターとは何か?

ペットシッターの仕事内容
ペットシッターというのは、飼い主さんが旅行や出張、仕事などで家を空けるときに、代わりにペットのお世話をする人のことです。
具体的には、以下のようなことをします。
- ごはんやお水の用意
- トイレ掃除
- 犬の場合は散歩
- 遊び相手になる
- 必要に応じて薬を飲ませる
- 写真や報告で飼い主さんに様子を伝える
基本的には、ペットが住み慣れた家で普段通りの生活ができるようにお世話をします。
ペットホテルと違い、環境が変わらないのでペットにとってもストレスが少なく済むのが特徴です。
求められるスキルや資格
実は、ペットシッターを始めるのに 必須の国家資格 はありません。
ただし、業としてペットシッターをする場合は、「第一種動物取扱業」の登録が必要で、その際に「動物取扱責任者」を置く必要があります。
動物取扱責任者になるには、
- 実務経験がある
- 関連する資格を持っている(例:愛玩動物飼養管理士)
- 所定の講習を受ける
などの条件があります。
一方で、ペットシッターのマッチングサービスやアプリを通して副業する場合は、これらの登録を会社側がしているケースも多いです。
初心者の方は、まずそうしたサービスを活用するのがおすすめです。
また、スキル面では以下があると喜ばれます。
- 動物の扱いに慣れている
- 犬や猫の健康状態をざっくり見極められる
- 飼い主さんとのコミュニケーション能力
- 万が一のトラブルに落ち着いて対応できる冷静さ
他のペット関連仕事との違い(トリマー、ドッグトレーナーなど)
ペット関連の仕事というと、ペットシッターの他に トリマー や ドッグトレーナー がよく知られています。
簡単に違いを整理すると、
- トリマー
→ 犬や猫のカットやシャンプーをする仕事。美容の知識や技術が必要で、専門学校を出たり資格を取る人が多いです。 - ドッグトレーナー
→ 犬のしつけや問題行動の改善を手伝う仕事。行動学や心理学の知識、指導力が求められます。 - ペットシッター
→ 生活のサポート役。ペットの日常のお世話をするので、動物の性格や生活リズムに寄り添う力が大切です。
つまり、
ペットシッターは「お世話担当」、
トリマーは「美容担当」、
ドッグトレーナーは「しつけ担当」
と覚えておくとわかりやすいですね。

ペットシッターの役割や必要なスキルを理解して、安心してスタートできる準備をしましょう。
ペットシッターを副業で始めるメリット

副業を始めるとき、気になるのは
「自分に合うかな?」
とか
「リスクはないかな?」
という点ですよね。
ここでは、ペットシッターを副業で始めるメリットを具体的に紹介します。
初期費用が少ない
ペットシッターの最大の魅力のひとつは、初期費用がほとんどかからないことです。
必要なのは基本的に以下のものだけ。
- 動きやすい服装
- スマホ(飼い主さんとの連絡や写真報告に使います)
- 交通費(訪問する場合)
例えば、デリバリー副業なら自転車やバイクが必要だし、ハンドメイド販売なら材料費がかかりますが、ペットシッターはほぼゼロからスタート可能です。
登録サイトを使えば、広告費をかけずに集客できるのも初心者にはありがたいポイントです。
自由なスケジュール調整
副業だと「本業の仕事と両立できるか」が心配ですよね。
ペットシッターなら、スケジュールの自由度が高いのが大きなメリット。
- 土日だけ
- 平日の早朝や夜だけ
- 長期休暇のときだけ
といった形で、自分の空き時間に合わせて依頼を受けられます。
特に繁忙期(年末年始、ゴールデンウィーク、お盆)は依頼が増えるので、集中して稼ぐことも可能です。
ペット好きには楽しい仕事
「好き」を活かせる仕事は長続きしやすいです。
ペットシッターは、犬や猫、鳥、ハムスターなど、いろんな動物と触れ合えるので、動物が好きな人にとっては癒しの時間にもなります。
もちろん、仕事なので責任は伴いますが、「好きなことで収入を得る」という感覚はやっぱり特別です。
人脈や口コミが広がりやすい
ペットシッターの仕事は、口コミがとても大事です。
一度信頼を得られると、飼い主さんの友人やご近所さんから依頼が来ることもあります。
さらに、SNSやブログで活動を発信すれば、「この人にお願いしたい!」と思ってもらえるチャンスが広がります。
マッチングサイトで実績を積んだあとに、個人で活動を始める人も多いんですよ。

副業ペットシッターは低リスク&高やりがい!あなたの空き時間を活かせるチャンスです。
ペットシッターを始める手順

いざペットシッターを副業で始めたい!と思っても、何から手をつけていいのか迷う方は多いと思います。
ここでは、初心者向けにペットシッターを始める手順をわかりやすく解説します。
必要な資格・届出(例:動物取扱責任者の登録)
個人で正式にペットシッター業をする場合、法律上の手続きが必要です。
- 第一種動物取扱業の登録
都道府県の動物愛護担当窓口で登録が必要です。
営業所の所在地や飼養施設の状況に応じて審査があります。 - 動物取扱責任者の設置
登録には、動物取扱責任者を1名置くことが義務づけられています。
動物取扱責任者になるには、
- 6か月以上の実務経験がある
- 指定の資格を持っている(例:愛玩動物飼養管理士、認定ペットシッターなど)
- 所定の講習を修了する
ただし、最近ではマッチングサイトやアプリ(例:PetBacker、Pet Sitters、DogHuggy など)を利用すれば、個人で届出を出さなくても副業を始められるケースが増えています。
初心者はこういったプラットフォームを活用するのが安心・手軽です。
登録サイトやマッチングサービスの利用
ペットシッターの副業は、まず登録サイトを使って始めるのが便利です。
- プロフィール作成
- 飼い主さんからの依頼受付
- 予約管理
- トラブル時の保険対応
これらをサイトがサポートしてくれます。
特に最初は「実績ゼロ」がネックになるので、口コミやレビューを集めやすいマッチングサービスは大きな助けになります。
代表的なサービス例
知人・地域コミュニティでの告知
慣れてきたら、自分の周りでも告知をしてみましょう。
- 知人や家族、友人に「副業でペットシッター始めたよ!」と話す
- 地域の掲示板、チラシ、自治会の回覧板などで知らせる
- SNS(Instagram、X(旧Twitter)、Facebookなど)で活動を発信する
意外と身近なところから仕事のきっかけが見つかることがあります。
特にペット仲間がいる人は強力なネットワークになりますよ。
料金設定の考え方
副業としてペットシッターを始めるとき、料金設定は悩むところです。
参考として、
- 小型犬・猫の1回(60分程度) → 2,500円〜3,500円
- 中・大型犬の場合 → +1,000円程度加算
- 散歩のみ → 1,500円〜2,500円
ただし、地域相場やサービス内容によって変わります。
最初は相場より少し安めに設定し、口コミや実績を増やしてから段階的に値上げするのも一つの方法です。

正しい手順を踏むことで、安心・安全にペットシッターの副業を始められます。
ペットシッターのリアルな現場

ここまででペットシッターの基本や始め方は分かってきたと思います。
でも、「実際の現場ってどんな感じ?」というのは、なかなかイメージしにくいですよね。
ここでは、ペットシッターがリアルにどんなことをしているのか、また起こりやすいトラブルや、飼い主さんと信頼関係を築くためのコツについて紹介します。
依頼される内容の具体例
ペットシッターの依頼内容はペットの種類や家庭によってさまざまですが、よくある内容は以下のようなものです。
- 散歩
犬の散歩は特に多い依頼です。時間帯や距離、行き先は飼い主さんの指定に従います。 - 食事の用意
決められた量のフードを与え、水を新鮮なものに替えます。
猫の場合は缶詰やおやつの指示が細かいことも。 - トイレ掃除
猫や小動物ならトイレの掃除、犬ならトイレシートの交換をします。 - 遊び相手になる
ボール投げやじゃらしで遊んだり、なでてあげたりすることで、留守中のストレスを和らげます。 - 投薬のサポート
持病があるペットには薬を与えることもあります。
事前にやり方を飼い主さんにしっかり教わっておく必要があります。
トラブル事例と対策
ペットシッターの仕事は可愛さだけではなく、責任も伴います。
特に初心者が注意したいのは以下のようなトラブルです。
- 噛みつき、引っかき
慣れない人に対して警戒心が強い子もいます。
無理に触ろうとせず、少しずつ距離を縮めることが大切です。 - 鍵の管理
自宅の合鍵を預かる場合は、管理に細心の注意を。
紛失しないよう専用ポーチに入れ、帰宅後はすぐ飼い主に返却するか、所定の保管場所に置きましょう。 - ペットの体調不良
食欲がない、下痢、嘔吐など異変に気づいたら、すぐ飼い主さんに連絡します。
場合によっては、指定の動物病院へ連れて行く必要もあります。
飼い主さんとの信頼関係を築くコツ
飼い主さんにとって、ペットは家族同然。
見知らぬ人にお世話を頼むのは勇気がいります。
信頼を築くために、以下のポイントを心がけましょう。
- 事前打ち合わせをしっかり行う
食事内容、散歩コース、好きなおもちゃ、苦手なこと、病歴などを細かくヒアリングしましょう。 - 報告・連絡をマメにする
シッティング中は写真や動画を送って「ごはんを食べました」「お散歩中の様子です」などの報告をすると安心感につながります。 - 小さな気配りを忘れない
帰宅後に「トイレ掃除をしておきました」や、「少し長めに遊びました」など、期待以上のサービスがあるとリピートにつながりやすいです。

現場のリアルを知ることで、事前準備や心構えができ、トラブルを防ぎやすくなります。
副業として成功するためのポイント

ペットシッターの副業は、ただ仕事をこなすだけではなく、
「どうやって信頼を得て、リピーターや新しいお客様を増やしていくか」
が大事なポイントになります。
ここでは副業として成功するための具体的な工夫を紹介します。
リピーターを増やす工夫
リピーターを増やすには、「またこの人にお願いしたい!」と思ってもらうことが大切です。
そのためのポイントは以下の通りです。
- きめ細やかな対応
例えば、「いつもより元気がなかったので様子を多めに観察しました」「お散歩後に足を拭いておきました」など、飼い主さんの期待を少し超える気遣いを心がけます。 - 報告をしっかりする
作業後に簡単なメッセージや写真を送ることで、飼い主さんの安心感が高まります。 - ミスを素直に報告する
万が一小さな失敗やハプニングがあった場合は、隠さず正直に報告することで信頼を失わずに済みます。
SNSやブログでの情報発信
集客のためには、SNSやブログでの情報発信も役立ちます。
- InstagramやX(旧Twitter)での活動報告
ペットの写真(飼い主の許可が必要)、お世話の工夫、日々の気づきなどを投稿することで、人柄や仕事ぶりが伝わります。 - ブログで自己紹介や料金表をまとめる
「どんな人か分からない」という不安を減らすため、自己紹介やこれまでの実績、対応可能エリア、料金表をまとめたブログを用意すると安心感が増します。 - 口コミをお願いする
仕事が終わったあと、「よろしければ口コミをいただけますか?」とお願いするのも効果的です。
本業との両立のコツ
副業は無理をしすぎると本業に悪影響が出ることも。
両立のコツは以下です。
- スケジュール管理を徹底する
Googleカレンダーや手帳で本業と副業の予定をしっかり分けましょう。 - 無理のない件数に絞る
副業だからといって詰め込みすぎると、体力的にも精神的にも疲弊します。
週に2〜3件から始めて、余裕を持って調整しましょう。 - 繁忙期は早めに調整する
年末年始や連休などは依頼が増えるので、早めに受付締め切りを設定しておくと安心です。
将来、独立も視野に入れる?
ペットシッターの副業を続けるうちに、
「もっと本格的にやりたい」
「独立して自分の看板でやってみたい」
と考える人もいます。
その場合は:
- 動物取扱業の正式登録
- 独自のホームページやSNSアカウントの開設
- 保険への加入(万が一の事故に備える)
などの準備が必要です。
独立には覚悟も必要ですが、自分のやり方やスタイルで働けるのは大きな魅力です。

信頼と工夫を積み重ねることで、ペットシッター副業の成功と安定収入が近づきます。
おわりに

副業としてのペットシッターは、動物が好きな人にとってとても魅力的な選択肢です。
初期費用がほとんどかからず、自由な時間に働ける上、ペットたちとのふれあいで癒される…
そんな「楽しさ」と「やりがい」を同時に感じられる仕事は、なかなか珍しいかもしれません。
もちろん、命を預かる仕事なので責任感は必要ですし、トラブルを未然に防ぐための準備や気配りも大切です。
ですが、飼い主さんから「ありがとう、助かりました」と感謝の言葉をもらえたり、ペットたちがあなたに懐いてくれたりしたときの喜びは格別です。
まずは小さく始めてみよう
もしこの記事を読んで、「ちょっと興味があるかも」と思ったなら、まずは小さく始めてみることをおすすめします。
- マッチングサイトに登録してみる
- 知人や近所の方に声をかけてみる
- 友人のペットをお世話する練習をしてみる
最初の一歩は大きな決断じゃなくてOKです。
少しずつ経験を積みながら、自分に合っているか確かめていきましょう。
ペットシッターの副業は、「好き」と「やりがい」を両立できる、あたたかい仕事です。
ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。

まずは小さな一歩から。ペットシッターという副業で、あなたの“好き”を仕事にしてみませんか?



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